本誌コメントで振り返る
む む み み


  ● 目 次
 
はじめに
 ・ 6号−8号
 ・ 9号−12号
 ・ 13号−15号
 ・ 21号
まとめ
まとめ その2


・ * ◆ * ・


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まとめ  感想

 2人が交流してきた話でコミック収録分(2010.9 現在)までを取り上げてきましたが、以上のように本誌コメントは煽ってきたんだと感心していただけたら幸いです。コミックで省かれてしまう要素でこんなに楽しいものはないと思っています。

 ――みんな、本誌買おうぜ!!

 さて、みみみちゃんとむむくんがどんなふうに関わりあってきたのか振り返るという本来の目的についてですが、関わり方についてはストーリー以上には見えてこないというのが結論です。本誌コメントとは<
内容を素材として読者の気持ちを惹き付ける、盛り上げるというような効果を期待して添えられるもの>とは感覚的に定義したのだけれど、ようするに本誌コメントは内容以上のことは言えないんです。そんなわけなので、2人の関係がどうであるかを分析的に読み解きたいというのなら物語を読むのが一番。・・・や、あたりまえですが。

 
では、この観察の意義はなんだったんだ!?
 ということになってしまいますが、以上を見てきたことで作品の内容を公式側はどのように扱おうとしているのか、ということを推測することができたのではないかと思います。題材に<むむみみ>という作品内キャラクターの設定に関わる個人的な読み方を扱ったのだけれど、言い換えるとこれは偏った読み方だ。だから、読者によってはこの読み方について否定的であり、<むむみみ>を想定している読者は少々後ろめたい気持ちになることもあるかもしれない。


 しかし、21号の表紙を見たところ、公式側が<むむみみ>を演出しているようであることが確認出来た。ということは、公式も作品の描き方に<むむみみ>と読める要素があることを認めている、ということでもあるでしょうから――あくまで<むむみみ>についてだけ言えることだけれど――<むむみみ>派の人はちょっとばかり大きい顔しても大丈夫だよ、という後ろ盾になったのではないかと思います。

 物語の読み方はごく個人的なものですが、それなりの証拠をあつめると、自分の読みが作品の情報から言えることだと主張する自信になると思います。面白い作業ですので、お暇な方はぜひ試してみてください!

 ・・・なんか、締めが激しくがイマイチでした;
 お粗末。




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